入所
北九州市立総合療育センターには、「医療型障害児入所施設」と「療養介護」事業を行っています。入所施設を総称して「足立園」と言います。
この「足立園」は、濃厚な医療的ケアを必要とされる方の病棟と生活援助が中心の方の病棟、整形外科的入院(リハビリ含む)の病棟があります。
各病棟とも、肢体不自由児のリハビリや重症心身障害児者の生活を支援し、看護師と指導員・保育士を中心に、医師やリハビリテーションスタッフが連携して治療・療育、生活の支援を行っています。
3階北棟
医療・リハビリを中心としたチームで、重症心身障害児者の生活を支援し、ケアを提供しています。重症心身障害の方も参加できる病棟行事を開催し、個別支援計画のもと、学校参加や外出なども行っています。
また、さまざまな障害に応じ、整形外科・眼科・歯科の手術、お子さまの状態に合わせ検査や発達評価・訓練を行っています。中でも「親子入所(こあら入所)」として、医療的ケアを必要とする方の在宅にむけての支援や、お子さまの発達相談・育児支援を行う入所支援事業を行っています。
親子入所(こあら入所)
育児・発達支援のために、4週間の親子入所を行い、各専門スタッフが多面的に評価し、目標・課題に向けたアプローチ方法をご家族と一緒に考え、プログラムを作成し、リハビリテーションを習得していく入所です。
健康や運動、遊びなど発達に心配や不安を抱えているご家族が、自信を持って楽しく育児ができるよう支援します。
週末の外泊や外出なども可能です。ご家族のご要望に沿ってできるだけ生活しやすい環境を整えます。(入所期間の短縮や延長、幼い兄弟も一緒に過ごすなど)県外からのご利用やリピーターも多く、NICU退院後の在宅生活までの橋渡しも行っています。
専門スタッフは、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、心理士、言語聴覚士、保育士、視能訓練士、歯科衛生士、栄養士、リハビリ工学技士、医療ソーシャルワーカーです。
入院期間中に、スタッフとご家族が意見交換する場を設けています。
ご希望の方は、地域支援室の医療ソーシャルワーカーまでお問い合わせください。
3階南棟
医療的ケアを必要とした重症心身障害児者の生活を支援しています。重症心身障害の方も参加できる病棟行事を開催し、個別支援計画のもと、学校参加や外出なども行っています。
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- ひなまつり
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- プレイルーム
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- 夏祭り
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- お楽しみ会
4階北棟
医療的ケアやリハビリテーション・介護が必要な幼児から成人の方が暮らしている病棟です。
できる限り一人ひとりの状態にあわせた生活が送れるようにスタッフが支援します。
日中は、学齢児は隣接の特別支援学校に通学、幼児は病棟内の保育活動、成人は病棟内の活動に参加して過ごします。
安全で安心できる生活が送れるよう、いろいろな職種の専門スタッフが関わっています。
ユニットケアを取り入れ、年齢や性別を考慮した少人数で食事をしたり、余暇を楽しんだりしています。
病棟の日課
7:00 | 起床 |
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8:00 | 朝食 |
9:00 | 登校・保育・活動 |
12:00 | 昼食 |
14:00 | 入浴(月・水・金曜日) |
18:00 | 夕食 |
21:00 | 就寝 |
主な行事
1月 | 正月行事・成人を祝う会 |
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2月 | 節分行事 |
3月 | 卒業生を祝う会 |
6月 | 風船バレーボール大会参加 |
7月 | 七夕行事 |
8月 | 夏祭り |
11月 | 風船バレーボール大会参加 |
12月 | 年末お楽しみ会 |
毎月1回「うまかパーティ」という行事食を行なっています。みんなの意見を取り入れて、「おやつパーティ」や「パンパーティ」、季節に合わせて「月見弁当」やハロウィンなどの食事を楽しんでいます。
また季節ごとの行事やドライブなどの外出で、生活に「変化」をつけ、みんなで楽しめる企画を計画し、一緒に実施し、意欲ある生活が送れるように支援しています。
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- うまかパーティのメニュー
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- うまかパーティの様子
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- 夜の外出~
クリスマスのライトアップ
- 夜の外出~